スポンサーサイト


上記の広告は30日以上更新(記事投稿)のないブログに表示されています。  
Posted by スポンサーサイト at

2012年11月07日

古材に命を吹き込む

紬の家“眺”の旧家の取り壊しの際にいただいた梁3本。

何かカフェの部分で使えないか考えていました。
お施主さんといろいろな使い道を考えた末、
とても良いアイディアをいただきました。


カフェの東側の壁の両端・真ん中にタテに使います。
よく見ると中ほどにスリット。


スリットには棚板を差し込めるようになっています。

お施主さん、キャンドルも作成しています。
自分の作品や、
仲間の作家さんの作品をこの棚に飾るようになります。

一番下の棚板だけは30cmと奥行きがあります。
カフェテーブルとしても使える様にしました。

この古材、40年もの間、天井裏で紬の家“眺”の家族を守ってきたもの。
材種も「地松」。最近ではなかなか手に入りません。

手を掛けることによって
次は新しい家族を新しい形で見守ってくれるでしょう。  


Posted by 紬の棟梁 at 22:33Comments(0)

2012年11月03日

お気に入りの窓



この小さな窓、
外のウッドデッキから“焙煎機”をのぞけるようにしました。
構造的に「スジカイ」は必要だったので
あえて「スジカイ」も化粧として三角を作りました。
その三角の間に開けるための取っ手がぴったりと納まっています。

“できなかも”を“造ってみる”
とてもやりがいのあった場所の一つ。  


Posted by 紬の棟梁 at 22:12Comments(0)

2012年10月30日

手造りドアのために

紬の家“感”のカフェ部分のドアは建具屋さんによる、手造り。
なので、そこのドア枠も手造り。
枠は僕たち大工の仕事。
まずは加工場にて大きさをそろえます。


「プレナ」といって厚みを一定にします。


厚みが一定になったら、“溝”を掘ったりと加工をします。

乾燥している材ですがあえて一度ここで濡らします。
というのも、
「プレナ」の機械は相当な圧力を加えながら材を送っていきます。
そのため、木自体が押されています。
それを戻すための“命の水”(普通の水道水ですが)
それによって乾燥すると通常の木に戻るわけです。

乾燥したら「超仕上げ」と呼ばれる機械に通し、
表面をキレイにします。


加工場での仕事はここまで。

このあと、現場に搬入し、
もう一度、キレイにしなおし、
ドア枠として取り付けます。


ちなみにここは
カフェとプライベート空間との境界線。
引き戸です。

こうして見えないところでも大工の仕事ってあるものです。

この後は建具屋さんが枠の寸法を測って
オリジナルのドアを造ってくれるのです。  


Posted by 紬の棟梁 at 23:07Comments(0)

2012年10月30日

夜の現場で

昨日は夜8時からお施主さんと紬の家“感”で打合せでした。
細かな場所の確認。

珪藻土の色、
収納の大きさ、
カウンターの有効活用などなど。

クローゼットの中も階段下収納の中も
決まりきった形でだけではなく、
お施主さんの持っている服の量やタンスの大きさ、
いろいろなことを話しながら、
しまうものをイメージしてもらいながら
それでも迷った時には今までの経験からアドバイスさせてもらいます。

あっという間の2時間。
そして充実した2時間。

いよいよ大工工事も終盤戦。
最後まで全力で突っ走ります!
  


Posted by 紬の棟梁 at 07:43Comments(0)

2012年10月16日

お預け

紬の家“眺”の旧家からいただいた「タイコ梁3本」
紬の家“感”のカフェでよみがえらせます。

その前に人力ではちょっと不可能なので機械に頼り
加工してもらうことに。


製材屋さんに持って行きました。
その場でも挽いてくれるのですが
急ぎの仕事が入ってしまっていて設定を変えられないとのコト。

とりあえず、預けてきました。

2~3日のうちには出来上がるということ。
楽しみです。  


Posted by 紬の棟梁 at 23:19Comments(0)