理想の展開

紬の棟梁

2019年12月16日 14:44

ご紹介いただいたお客さんで

祖父母から受け継いだ築45年のお宅をなるべく残して

新しい生活に合わせたリノベーションがしたいということで

お話しさせてもらったのが2ヶ月ほど前


まずはその建物の状態が使えるかどうかの判断として

インスペクション(住宅診断)をさせてもらって

状態を確かめることに





天井裏、床下共に傷んでいる様子はないので

胸を張って「リノベーションして残していきましょう」という判断


それからすぐに間取りの提案をすると

一発で喜んでくれ

細部のまとめと見積もりの作成


急いでいるのには理由がありました

お客さんの奥様のお腹には新しい命

12月中旬が予定日なので

それまでにある程度決めてしまって

年明けから工事スタート

ゴールデンウィーク頃に竣工すれば

里帰りから帰ってくるタイミングといい感じになる

新しい家で新しい家族を迎えられるタイミング


当初の予算額よりオーバーしてしまいましたが

これまた一発でなんとかなりました


けんちく工房紬では大きな工事には家にも名前をつけて

工事を始めるようにしています


今回の工事は『紬のリノベ“贈”』


祖父母からの贈り物である建物を

子供という点からの贈り物を授かったタイミングの工事


そんな意味を込めて付けさせてもらいました


年明けからスタートできるように

既にお客さんは片付けを進めてくれていて

日曜日に伺った時にはほぼ終わっていました


予定日よりちょっと早くお子さんも誕生したと

嬉しい報告もいただき

ご契約もさせてもらいました


とても楽しみであり

今後もこのような中古物件をうまく活かした家づくりがしていきたいなぁと思うこの頃

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