リノベーションか建て替えかを考える前に

紬の棟梁

2019年11月08日 07:45

築45年を迎える祖父母から受け継いだお宅

結婚を期にリノベーションして使い続けるか

メーカーさんに行ったら建て替えを勧められるし

とお悩みの方から相談を受け


「だったらインスペクションして今の建物が使える状態かそうでないかを判断してから方向性を決めていきましょう」

という運びになり

インスペクション(住宅診断)してきました


今回は外壁、屋根までも全てやりかえることになっているので

撤去してしまう外壁の痛みなどはチェックせずに

柱の傾きや床の傾斜具合

天井裏の様子や床下のシロアリ被害の有無といった

項目を絞った形での診断


まずは外部の基礎のチェックから始まり

中へ入って柱や床の傾斜のチェック




さらに天井裏へ侵入し



足場は10センチほどの梁の上を歩きながら

屋根部材をくぐりつつ 奥へ進んでいきます


リビングを計画している上には太鼓梁が



これを見せられたら面白そうなどと妄想しながら

小一時間屋根裏にこもりつつ


次は床下へ

最もハードな場所です



下は土、高さは40センチほどの中をほふく前進で進みます


思ったより健全な状態に一安心


多少、手を加えればほぼこのままの駆体材を使ってのリノベーションが出来そうです

耐震補強の補助対象にもなるので

市役所にも確認と細かい不明点を質問しに行きながら帰路へ


ワクワクできるような物件でした

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